南北コリアと日本のともだち展
北朝鮮の子どもたちちが書いた絵を見たことがありますか?
このイベントを実施しているのは『南北コリアと日本のともだち展 実行委員会』住む北東アジア地域の平和をねがう催しで、大韓民国・朝鮮民主主義人民共和国・日本そして在日コリアンの子どもたちの絵を、ひとつの会場に展示して、絵でお互いを紹介しあい、わたしたちの間にある壁を乗り越える第一歩にと活動をしています。この絵画展は、2001年から始まりました。東京だけではなく、ソウル、ピョンヤンでも展示してきました。このイベントでは日本も含め、韓国や北朝鮮の子どもたちが書いた絵をみることができます。
ともだち展では、こうした展示作品の作者に向けて、手紙を書いてほしいと呼びかけています。そして、その手紙は可能な限り本人に届けているそうです。実際にすぐ会うことが難しくても、相手に思いを馳せることで相互のやりとりが生まれる、ともだち展ならではの仕組みです。戦争に備えるのではなく、それぞれの地域で自らの暮らしを大切にし平和を願い続ける人びとと、顔の見える関係をこのようなイベントを通じてつくることで、「この地域で戦争が起きるということはどういうことか」を実感し、それを起こしてはならないという思いを共有し続けることができるのです。