モスルに本を贈ろう! 〜中東イラク・復興のモスルと 本でつながるお話会〜

イベントのご案内です。

2014年6月、イラク第二の都市であるモスルがISに占領されました。現在、モスルはISから開放され再建に向けての道を歩んでいます。そのモスルで破壊された図書館の復興をめざす一人の青年がいます。

「最も強い武器は教育や文化」はそんなイラク人オマルさんの言葉です。高遠さんに教えてもらったツイッター「Mosl Eyes」をNHKの飯野さんにお伝えしました。彼のストーリーは先日NHKの国際報道で報道されました。(作成者である飯野さんが番組にこめた想いを読んでみて下さい。クーリエ・ジャポン

この週末、10月21日(日)東京は竹橋 科学技術館にて「モスルに本を贈ろう!〜中東イラク・復興のモスルと 本でつながるお話会〜」 と題してチャリティ・トークイベントを開催いたします。飯野さんに、どんな気持ちが取材をしようと行動させたのか直接聞いてみようと思います。

—————–以下、Facebookイベントページより————————

モスルに本を贈ろう!

中東イラクの第二の都市モスルが、IS(イスラミック・ステート、いわゆる”イスラム国”)の恐怖から解放されて1年あまり___。

今年7月、NHK「おはよう日本」そして同BS1「国際報道2018」にて、また8月には、講談社のWEB版『COURRiER JAPON』(クーリエ・ジャポン)にて、その破壊し尽くされた瓦礫のモスルで、図書館を再建しようとしている、イラク人青年の活動が紹介されました。

みなさまどうぞ、あらためてこちらの記事をお読みください。
真摯な取材と、深い思いが綴られています。

「ISに破壊されたモスルの街に、図書館をもう一度
__イラク人青年はなぜ世界に「本の寄付」を呼びかけるのか」
https://courrier.jp/columns/132945/
(講談社WEB版『COURRiER JAPON』2018.8.24配信)

NHKの番組放映とこの記事の配信をきっかけとして、「街に本を。灰の中から立ち上がろう」と同胞に呼びかけ、「どんな本でも歓迎します」と 本の寄付を世界に向けて呼びかけるイラク人青年 オマル・ムハンマドさん の思いに、日本からも応えるべく、中東の元留学生や支援団体関係者、また愛好家の有志が実際にモスルに本を贈るための行動を開始いたします。

中東にご興味をお持ちのみなさま、また「本」にご興味をお持ちのみなさま。みなさまもご一緒に、モスルへ本を贈りませんか?

きたる 10月21日(日)東京は竹橋 科学技術館にてあまり日がなく恐縮ですが、「モスルに本を贈ろう!〜中東イラク・復興のモスルと 本でつながるお話会〜」 と題しまして、チャリティ・トークイベントを開催いたします。

イベントでは、日本とモスルをつなぐスピーカーにご登壇いただき、オマルさんの、モスル中央図書館再建の活動についてのさらなる詳しいお話、またその背景にあるモスルという街、イラクという国等々、関係者による様々なお話が 身近にお聴きいただけます。

さらにこのイベントでは同時に、モスルに贈りたい本のお持ち込みも、大歓迎!大募集!いたします!

モスルへは、どんな本を贈ればよいのでしょう?これは我々にとっても、いちばん悩ましいところです。
まずは、この記事の取材と執筆に当たられた、NHKディレクターに聞く、オマルさんからの、日本への本のリクエストをご紹介します。

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●日本は大きな戦争や自然災害から復興を果たしてきました。
そんな日本からは、「平和」や「復興」に関する本を送ってほしい
と思います。

●言葉の壁があるため、絵本、あるいは文章に英語表記があると
なおありがたいです。

●決め手は、あなたが 「子どもたちに読ませたい」 と思う本を、
ぜひ 送ってください。

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チャリティ・イベント

モスルに本を贈ろう!
〜中東イラク・復興のモスルと 本でつながるお話会〜

■ 日時  2018年10月21日(日)14:00〜16:00(予定)
※※会場が変わりました※※
■ 場所  科学技術館 第2会議室

千代田区北の丸公園 2-1 科学技術館6階
地下鉄各線「竹橋」・「九段下」より徒歩7分
http://www.event-jsf.jp/access

■ 参加費 1000円
(会場費のほか、モスルへ本を送る梱包・郵送料、
また本の購入資金として大切に使わせていただきます)
■ 定員  50名
■ お申込み・お問合せ
当イベントページより参加ボタンをクリックください。
お問合せは主催事務担当 千葉玲子 まで、
直接メッセージをお願いいたします。
■ 主催  モスル中央図書館再建を応援する会
事務担当 千葉玲子 (Reiko Chiba)

※ 絵本、本をお持ち込みくださる場合、中古本でもちろん構いませんが、
恐れ入りますが、単なる不用品ではなく、
お選びになられた、おすすめの一冊をお持ちくださいませ。
※ 絵本、本のお持ち込みはもちろん任意です。
ぜひお持ちくださるとありがたく存じますが、
お持ち込みになられずとも、おすすめの本情報がありましたら、
ぜひともお教えくださいませ。
※ 本は、郵送でお送りいただくことも可能とする予定でおります。
宛先等の詳細は追ってご案内いたします。

 

■□■ NHK報道局ディレクター  飯野 真理子さん ■□■

まずは誰よりもお話しいただきたいこの方!モスル中央図書館の再建を目指すイラク人青年
オマルさんに心を動かされ、実際に会いに行くという渾身の取材と、思いあふれる執筆に当たられた ご本人です。飯野さんはアラブに縁を得て、変わることなくアラブに思いを寄せ、長年にわたりアラブ人の心に寄り添い、日々のお仕事の中で、アラブと日本をつなぐ発信をされています。2012年には、内閣府による“世界で活躍し『日本』を発信する日本人”に選出。そんな飯野さんが抱くアラブへの思い、そして、いかにしてオマルさんと出会うに至ったか。その奇跡のような物語を、ぜひ伺いたいと思います!

■□■ 日本国際ボランティアセンター(JVC)専門員、
元イラク支援担当/税理士  池田 未樹さん ■□■

オマルさんの活動「 モスルの目 <Mosul Eye> 」の存在を飯野さんに伝えられたのは、他ならぬこの方、池田さんです。池田さんは、JVCの元イラク支援のご担当で、現地では、特に紛争の影響を受けている子どもたちを対象にした「平和・共生」を考えるワークショップ「平和のひろば」の活動を支援してこられました。そんな池田さんの ひとびとに向かうまなざしは常に温かく、子どもたちも、そしてスタッフも、深い理解と親しみをもって支えられたに違いありません。今回のイベントでは、後半に飯野さんとの対談でご登場いただき、「その状況を通して、ひとはどう思い、どう行動するか」に関心をもたれる池田さんならではの視点から、国に関係なく、普遍的な人間の生き方に通じる、深く豊かなお話が紡ぎだされることを確信いたします。
みなさまのご参加を、心よりお待ち申し上げます!