「租税法~教養としての税法~」

所属している東京税理士会芝支部には「青葉会」という勉強会があります。

今日はその青葉会に参加してきました。青山学院大学法学部教授・弁護士 木山泰嗣先生が「租税法」をテーマに講演されました。税理士に求められる「法律家」としての素養を高めることを目的、その著書から「税が誕生した背景」「税金の制度や種類」「税法の重要な判決」などを取り上げ、豊富な事例とともに解説して頂きました。

 

研修のテキスト、教養としての「税法」入門

 

先生は租税法という特殊な法律家として、民法や刑法を専門とする法律家とは理解し合えない部分や、実際に訴訟に関わった実務の経験を織り交ぜながら興味深く説明下さりました。この「租税法〜教養としての税法〜」は注釈にとてもこだわった本で、税理士をはじめとする専門家にとっても読み応えのある本になっています。特に、膨大な注釈については、事実を確認したりするため「気が変になる」ほど時間がかかったそうです。先生は体調がすぐれず、終始マスクをつけて説明されました。どうぞ先生、お体ご自愛下さい。