コンフリクト・キッチン 

2015年、偶然こんな記事を発見しました。

「紛争地域の料理を食べてみない?」

 

【写真以下 https://www.conflictkitchen.org より】

アメリカはピッツバーグ、ダウンタウン。ここに「コンフリクト・キッチン」と呼ばれるテイクアウト専門のレストランがあります。このレストランは現在「アフガニスタン・デー」と題してアフガン料理を出しています。

いちばんの人気メニューはライスの上にラム肉の炒め物をのせ、その上にキャラメリゼしてある甘いニンジンサラダと、トッピングとしてレーズンとナッツがかかったもの。しかしこれだけではなく、このレストランのメニューはそれ以外にもとてもバラエティーに富んでおり、ときに北朝鮮料理、またあるときにはキューバ、イラン、ベネズエラなどとその姿・コンセプト・料理内容を変えていくところが非常にユニークな点。

このレストランは「コンフリクト(紛争)」地域の料理を出すことで、人びとがその国の文化・歴史・政治などに興味を持つことを願って出されたレストランなのです。

【出典 https://www.mylohas.net/2014/10/041533conflictkitchen.html 】

 

2014年の6月、イラクではISがモスルを制圧。この影響でわたしたちがイラク中北部の都市であるキルクークで実施していた平和教育活動も実施が困難となり、緊急支援を実施しました。

2014年第1回イラク緊急支援

何よりも辛かったのが、「中東、ムスリム=暴力的」というイメージが急速に拡大し、疑いもなくそれが固定化していったこと。確かにそのような人はいるし、出張に行くことが怖いのも事実だけど、それは一部でしかない、こんな時だからこそ中東の他の面も発信出来たら。そんな時、この記事に出会い、なんて素晴らしいアイデアなんやろ!と。中東料理でファンドレイジングを行い、同時に中東のイメージを変えれたらと考えました。カンボジア事業担当の山崎さんが、「いけちゃん、それやったらコウケンテツやで!脂っこい中東料理を日本人の下に合うようにアレンジして売るんや」とアドバイスをもらい、意気揚々、自分たちのイラクでの活動や、日本で料理を通じてファンドレイジングする意義等を書き、連絡しました。

 

 

その後、待っても連絡もなく、このアイデアは頓挫しましたが、出張中に食べたイラクをはじめ中東料理の美味しさが忘れられず、今もいつか実現出来たらと思ってます。

このコンフリクトキッチンは、アメリカのFBIすら拒絶できるような強い自治権を保有しているイロコイ連邦の料理も食べられるそうです。イロコイ連邦とは、ニューヨーク州北部のオンタリオ湖南岸にある、6つのインディアン部族(セネカ、モホーク、オノンダガ、オネイダ、カユガ、タスカローラ)により構成されます。1794年にアメリカ合衆国と平和友好条約を結び、これを根拠にアメリカ国務省のパスポートを認めず独自のパスポートを発行しています。日本政府は国家として承認していませんが、いくつかの国家では問題なくこのパスポートが使用できます。アメリカ合衆国の国章にあるハクトウワシや言論の自由、合衆国憲法にもこのイロコイ連邦の社会の仕組みが影響を与えたそうです。

 

「全ての存在は繋がっている」

ネイティブ・アメリカンの生き方そのものである言葉。全てが繋がってることを理解するためには、まずお互いを知ることから。コンフリクト・キッチンのホームページはこちらから。

コンフリクト・キッチン