確定申告無料相談会 in 式根島

令和2年分確定申告島嶼地区無料出張相談会に相談員として参加させて頂きました。今回お伺いしたのは東京都の本州島側地域の南方海約150キロメートル、新島の南西約8キロメートルに位置する式根島です。別名を「式根松島」。その名の通り、美しい海岸線を描くリアス式海岸はまさに大自然の芸術品です。風光明媚な海岸線を背景に、名物の海中温泉の好スポットが島中に広がってます。おお凄い!そんな式根松島は温泉の数とは対象的に、な、なんと島内には信号が1つだけ!およそ550人が暮らすのんびりとした島でした。

 

 

今回の行程は令和3年2月18日(木)から20日(土)の二泊三日です。相談会会場となったのは、島のほぼ中央に位置する、式根島開発総合センターです。宿から3秒(分でははありません)の、新島村商工会式根島支所の隣という絶好の場所で、近くの新島村立式根島小学校(行政単位は新島と同じ)の子どもたちが社会科の授業で島の歴史について調べものをしたり、島民の方が雑談をしたりと相談会場の雰囲気を明るくしてくれました。集まった多くの島民の方々の相談をお受けし、その内容は事業所得についてや不動産、譲渡についてなど様々でした。その一方で、島は漁業や農業も主要産業であることから、港区内ではほとんど見かけることのない内容もあり、慣れない対応にも何とか業務を終えることができました。

相談会終了後の打ち上げは素晴らしい温泉にて開催。私たちは無料の露天風呂「松が下雅湯」(まつがしたみやびゆ)を訪問しました。ここは徳仁天皇(浩宮様)と雅子様のご成婚を記念して造られたとのこと。松が下雅湯温泉の「雅」は雅子様の「雅」をいただいて命名されたそうです。温泉の看板には、お二人の結婚記念日である1993年6月9日が書かれていました。この露天風呂は水着着用必須です。脱衣所が完備されていますが、「ここ(宿)から海パン履いていくんやで!」というご主人のアドバイスに従い海パンとサンダルで露天風呂へ。(もちろん、海パンを履いたので帰りの下着を忘れてずぶ濡れ海パンで宿に帰ったのは言うまでもありません。。。)式根島の野湯はそのほとんどが海辺にあって、入浴は潮の満ち引きに左右されやすいのですが、ここはそこを意識することなく利用できます。満点の星空のしたでの露天風呂。もう最高です!目の前に海が広がり(といっても夜なので見えません)波の音が気分を盛り上げてくれました。地元のお爺さんが謡曲を歌ってくれたり都々逸を教えてくれたりと勉強にもなります。

 

 

ここは伊豆諸島、我らが師匠、お爺さんの話は明日葉に。伊豆諸島では明日葉は日常の料理に欠かせません。明日葉はセリ科の多年草で、伊豆半島、房総半島、紀伊半島などで見られる日本特有の植物。お爺さん曰く沖縄でも明日葉の仲間が取れるそうです。明日葉がつける白い花は、形が天使のリングによく似ています。このことから、エンジェル(天使)を意味する「アンゼリカ」というロマンティックな学名がつけられています。明日葉は非常に強壮な草で、今日刈り取っても翌日には若葉が出てきます。このことから明日葉という名前がついたのは有名な話です。高さは約1メートルほどで、大きな羽のような形をした葉がつきます。寒さへの耐性が弱いので、寒い季節でもそれほど気温が下がらない場所に自生します。「八丈草」、「あしたぐさ」という別名もあります。栄養価が高いことから、明日葉は健康食品として用いられているそうです。明日葉自体の強い生命力も人気の源です。師匠は、「式根島では別名◯◯◯◯草って言うんやア!」 と自慢げに教えてくれました。(くれぐれもネットで調べないで下さいね)

 

 

こうして式根島を満喫することもでき、出張相談会はあっという間に終わり大変有意義なものとなりました。そして毎年一番嬉しいことは、都内でも島でも申告会場では必ずおばちゃんが「ありがとう、助かったわ〜 がんばってね」といって労いの優しい言葉を下さることです。さて、調布空港到着後、他支部の税理士さんと確定申告後の再会を誓っての解散になりました。私達の会の名前が「◯◯◯◯草」の会になったのは言うまでもありません。